現地採用はやめとけと言われる理由3つ!意外と駐在員の方が悲惨なケースも…?

海外就職は大きく分けると「駐在員」と「現地採用」という2つの雇用形態が存在します。

「駐在員」とは、日本で採用され一定の期間海外の拠点で働くもの。赴任期間を終えれば日本の本社、もしくはその他の国への異動となります。そして「現地採用」とは、現地の生活水準や労働法に沿って雇用されるというもの。

ネットで「現地採用」と入れると、「やめとけ」と複合キーワードが出てくるほど、「現地採用はやめておいた方がいい」と言われているみたいで正直びっくりしました。私は以前、人材コンサルタントとして働いていたことがあり、海外就職の案件も取り扱っていました。

今回は、その時の経験を元に、なぜ「現地採用はやめとけ」と言われるのかその理由と、私が見てきた駐在員でも悲惨なケースと理由についてもまとめてみました。

現地採用はやめとけと言われる理由①待遇が悪い

1番はこれですね。現地採用とは現地の生活水準や労働法が適用されます。そのため、日本のように制度が整っていない国であったり、物価が安い国であれば非常に待遇面が悪くなります。

アジアだと月給10万円以下はざらで、厚生年金や社会保険なども適用されない場合が多いのです。私が扱った案件で最もお給料が安かったのは月給約3万円…。(それでも意外に2人応募したいという人が見つかり驚きましたが… !)

給料が安くても働きたいと思える理由があればやっていけると思います。しかし、そうでない限りは貯金もできないですし、将来にも不安が出始め、続けられるのは難しく感じる人が多いのではないでしょうか。あと、よく業績が上がったら待遇は良くするとか言う経営者も多いですが、あまり期待はできません。

とはいっても、私の知り合いは現地採用でも月収40万くらい稼ぎバリバリ仕事をしている人もいます。日本よりも物価が5分の1くらいの国でこの給料ですから、現地ではかなりの富裕層。サウナやプール、ジムやネイルサロンが併設されているような高級マンションに住み、日本で暮らすよりも優雅な生活をしています。

そのような人もいるので一概には言えませんが、全体的に見るとやはり待遇面が悪くなるのは否めないです。

現地採用はやめとけと言われる理由②帰国後に仕事を探さなければいけない

駐在員は、任期が終わり日本に帰国となっても本社に戻ることになるので新たな仕事を探す必要がありません。しかし、現地採用は帰国を考えた場合はその会社を辞めることになります。そうなると、帰国してから新しく仕事を探さなければいけません。

日本に帰国し、実家など家があれば別ですが一人暮らしをする場合は、家も探して、仕事も探すとなるとそれなりに出費もかさみます。新たな仕事を探してもすぐに見つかるかわらないですし、精神的にもあまりいい状態とは言えません。

しかし、現地採用でも現地での働きぶりが認められ、帰国にあたり本社勤務として採用になったという人もいます。帰国後のことも考えると、海外就職をする際にはできれば日本に本社があるかどうかも視野にいれておくといいかもしれませんね。

現地採用はやめとけと言われる理由③キャリアアップにならない

日本って本当島国根性強いんだなと感じたのが、海外でのキャリアが認められないということ。本当これ日本だけじゃないのって思うくらい、「海外で働いていた=遊んでいた」っていう風に見られることも残念ながらあります。

グローバル化社会とかって言っているわりには、海外で働いていたことはレールから外れた人という見方も強く、就職活動に不利に働くということも…。どんなに現地で実績を上げても、キャリアとして見てもらえない場合もあるということも現実です。

もう今の時代そんなの関係ないと思うんですけどねー。

駐在員のほうが悲惨なケースも?

なんだか現地採用って悲惨なのかな…やっぱり駐在員がいいなぁと思っている方。いやいや、ぶっちゃけ駐在員でも悲惨だなーと思う方は結構いました。

私は以前駐在員に会う機会も多かったのですが正直会うたび「疲弊してるな~」と思っていました。逆に現地採用で働いている人の方がイキイキしているようにも見えました。せっかくなので、その理由についてもまとめてみました。

日本と現地の板挟み

日本とは文化の違う国に来ているのに、やり取りしているのは日本に住んでいる日本人なので現地の状況が良くわかってもらえないというストレスは半端ないようです。アジアでは社会人でも「雨が降っているから」「学校の授業がある」「妹が田舎から出てきて家に1人だから」とか、日本では到底理解できないような理由で仕事を休んだり辞めたりすることも普通にあります。

さらに給料アップのストライキがあったり、急に集団ボイコットが発生したりと、マネジメントは正直日本よりも遥かに大変です。しかし、こういったことは日本ではなかなかないことなので、日本側に説明しても理解してもらえず、仕事だけは日本並のクオリティを要求される。

しかも駐在員というのは基本的にオフィスに1人だけということも多いので、こういった問題を1人で処理しないといけなかったり、オフィスはみんな外国人だらけでわかってもらえない…というストレスは大きいようです。

行きたくない国に飛ばされる

現地採用であれば次の進路は自分で決められます。しかし駐在員の場合、基本的に会社の辞令で行きたくない国にも行かなければいけません。

どんなに待遇が良かったとしても住みたくない国で何年も暮らすのはしんどいし嫌ですよね。自分の人生、住む国は会社に決められるのではなく、自分で選びたいものです。自分で選んだ国であれば、嫌なことがあったとしても納得できます。

しかし、会社に言われて仕方なくという方は、来たくないのに嫌々来ることになったということもあり、現地になかなか適応できず早く帰りたい…とかわいそうになるくらい嘆いている人もいました。

日本と現地の暦が両用適用され結果1年中働き詰め

日本と海外では暦が違う場合もあります。例えば、日本のお正月は1月ですが、アジアだと4月だったり国によって全然違います。日本の暦では休みだけど現地が普通の日だったりもするので、休めなかったりするわけです。

こうなると、日本は休みなのに現地では働かなければいけず、逆に現地は休みなのに日本側は動いているから、スタッフは休んでいるのに自分だけ働くということが起きることも…。結果、1年通して満足な休みも取れないということも起こり得るのです。

と、このように私が会った駐在員の方は疲弊していて大変そうだな~という印象の方が見受けられました。「駐在員」として赴任してきたけど、ストレスが溜まりすぎたのか、別の仕事に「現地採用」として転職している人もいました。

また、駐在員で赴任したけども、現地にもっと長く住みたい、会社に「次はこの国に行け」と言われるのが嫌になり駐在員を辞める人もいましたね。

おわりに

今回は、ちょっと悪い面ばかりをお話しましたが、こういった事実があることも確かですので、それも踏まえて考えて決めるようにしましょう。

ただ、日本だから、海外だから、現地採用だから、駐在員だからなど、場所や雇用形態よりも、これからの時代は「どこに行っても自ら稼ぎ出すことができる力」ということが、一番大切で自分の理想的な人生を送る近道なのではないかな思います。

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